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本屋大賞 2012年 三浦しをんの「舟を編む」受賞 [文芸]

本屋大賞 2012年 三浦しをんの「舟を編む」受賞。

本屋大賞はNPO法人 本屋大賞実行委員会が行っている賞で投票は全国の書店員が行い
書店員が売りたい、お勧めしたい本に投票するというものです。
本屋大賞は2004年から行われており今回で9回目。
今回は2010年12月1日~2011年11月30日の間に刊行された(奥付に準拠)
日本の小説(判型問わずオリジナルの小説)が対象。

一次投票は全国431書店より560人が投票。
二次投票は全国302書店より371人が投票。
二次投票ではノミネート作品をすべて読んだ上でベスト3を推薦理由とともに投票。
投票の得点換算は、1位=3点、2位=2点、3位=1.5点とういう換算方法。


「2012年本屋大賞」(同賞実行委員会主催)は10日、直木賞作家、
三浦しをんさん(35)の「舟を編む」(光文社)に決まりました。


「舟を編む」の内容は、言葉に魅入られ、それゆえ辞書に魅入られた人間たちが、
新しい国語辞典「大渡海」(だいとかい)を作り上げていくストーリー。


 辞書編纂メンバーは、どれもヒトクセもフタクセもある個性豊かな面々。

 それを率いるのは、「まじめさん」こと馬締光也。
 クシャクシャの髪に腕カバーという姿で、名前の通りの超真面目人間。
 言葉に対する愛情と知識は天下一品なのだが、それが災いしてか、一目惚れした女性に当てた手紙は難解すぎて意味が伝わらない始末。


 そしてそれに続くのは、社内きってのチャラ男社員・西岡。
 いつもお洒落なスーツに身を包み、つきあった女性は数知れず。・・・

読者の感想は好評です。


素晴らしい一冊。読んでいる間に、自分も言葉の広大な海を旅している気分になった。辞書にかける人々の情熱、様々な人々の思いが交差し、一つにまとまっていく様子は読んでいてとても清々しく感動的でもあった。


いつの間にか自分の中にまで辞書への愛着が湧いてきていました。『大渡海』と同じ装幀となっている表紙を思わず指先で撫でてしまったり、松本先生の手紙で涙が溢れ出てしばらく先が読めなかったり…。辞書編集部の一員にでもなったかのように、彼らの静かな情熱が読み手にも乗り移ります。


「辞書は、言葉の海を渡る舟だ」「なにかを生みだすためには、言葉がいる。(中略)愛も、心も。言葉によって象られ、昏い海から浮かびあがってくる」「言葉は、言葉を生み出す心は、権威や権力とはまったく無縁な、自由なものなのです」「言葉はときとして無力だ」けれど、「記憶をわけあい伝えていくためには、絶対に言葉が必要だ」「死者とつながり、まだ生まれ来ぬものたちとつながるために、ひとは言葉を生み出した」『舟を編む』というタイトルが、素晴らしい。
本屋大賞 2012年 三浦しをんの「舟を編む」受賞。

堀江幸子さんのブログ [文芸]

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堀江幸子 さん 90歳。
自作の絵画をブログで毎日紹介している、おばあちゃんブロガーです。

四国は徳島県吉野川市にお住まいで、『さっちゃん』堀江幸子さん90歳が
ブログを始めたのは6年前だそうです。

趣味の水彩画と、暮らしのなかでの発見や思い出話などがつづられている。
アクセス数は1日500~800件。

すごいですよねーーーー!

ブログのタイトルは「さっちゃんのお気楽ブログ2」。

堀江幸子さんが90歳になってもブログを更新し続けていられるのは、

「会ったことのない人が多いけど、毎日見てくれるから休むわけにはいかない」

「ブログは生活の一部。更新に追われることもあるけど、頭の体操にもなり元気
でいられる。ずっと続けたい」

「見てくださる人が増えて、うれしいなあ。朝起きて(読者の)コメントを読む
のが楽しみでねえ。このごろは待ちきれなくて、夜中トイレに起きたときにブログ
をのぞくようになってるんよ(笑)」

って話しています。

 堀江幸子さんは90歳で一人暮らしですが、ブログ仲間と感想を書き込みあったり
描き方を教わったりして交流するとこで、寂しさが紛れることもあるといいます。

お菓子の缶を積み、高さを調節した台の上にパソコンを置いてブログを執筆する
さっちゃん。「今日は寒いなあ。今年の春は、道草しながらくるんかなあ」
かわいい、おばあちゃんですね!!!

綿矢りささん 大江健三郎賞 「かわいそうだね?」 [文芸]

綿矢りささん 大江健三郎賞 「かわいそうだね?」

第6回大江健三郎賞(講談社主催)は6日「かわいそうだね?」に決まりました。
17歳の時、「インストール」で鮮烈なデビューを飾って10年。節目の年に
刊行した「かわいそうだね?」(文芸春秋)が、ノーベル賞作家が選ぶ賞を射止
めることになった。
【送料無料】かわいそうだね?

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価格:1,365円(税込、送料別)


本人コメント
「同年代の女性に向けて書いたつもりだったので、年が離れた男性の大作家に読ん
でいただけたのが驚きで、喜びでした」

かわいそうだね。の口コミ----

今までの綿矢りさの本の中で一番読みやすかった。細かい感情表現は女性ならでは
の視点で描かれ、そうそう!と共感できる箇所も多かった。


相変わらずイタイ恋愛を描くのが上手いですねー。イタイんだけど共感しちゃうん
だよなぁ…。それって私もイタイ女ってこと(笑)?合わせて収められているお話も
とても良かったです。この話に『亜美ちゃんは美人』というタイトルを付ける
センスってすごい。


綺麗な装丁とは裏腹に、一人の男を巡って三角関係を描いた「かわいそうだね?」。
かわいそうって誰のこと?仕事もなく住む家のないアキヨ?いや違う、元カノを平気
で家に泊める男を好きになった樹里恵だろう。どんなに身奇麗にしてきちんと仕事が
あっても、ダメな女に弱い男ってどこにでもいるのよね。
FX

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